色々と用事を済ませて、成城石井へコーヒー粉を買いに行く。
えーと、どれにしようか。
コーヒーコーナーには30種類くらいのコーヒーが並べられている。
私は苦い、ビターなのが好きなので、これかな、あれかな、と探す。
『◯&¥△な〜』と後ろから声が聞こえる。
屈んでいたので、道を遮っているかなと後ろを振り向くと、腰の曲がった白髪のおじいちゃんが『切り餅が前あった場所になくてな』と言っていた。
よく道を聞かれたり、店を聞かれたりする人がいると思う。私はその人である。1日に3回、外国の方から英語で話しかけられたことがある。
さっき歩いてきた時に、餅があったのを思い出し、そこに案内すると
『お姉さん背が高いからよく目立つな〜!ありがとう!』
と感謝の言葉をいただいた。
そうか、私は背が高くて目立つから人から声をかけられるのか、と何故か納得する。
コーヒーコーナーに戻って、改めてどれにしようかと商品を見ていると
『ハチドリのひとしずく』
とパッケージに書かれたコーヒーがあった。
大好きな絵本と同じ名前のコーヒー。
これだ!と思って購入した。
レジにいくと、先程のおじいちゃんが切り餅を買っていた。
あなたのおかげで、このコーヒーに出会えた気がすると、心の中でおじいちゃんに感謝した。
一旦餅のところに行ったことで、別の視点からコーヒーコーナーを見れた気がした。
おじいちゃんありがとう。
今頃お餅食べてるかなあ。
あと、成城石井に行くと見切り品のデザートをついつい買ってしまう。
全部美味しそうなんよね。
おじいちゃんの餅の影響から、今日は白玉ぜんざいクリームを購入
(スプーンをブッ刺した状態)
おじいちゃんありがとう。